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【海外勤務希望者の方へ】家族と挑む!現地採用時の海外移住の実体験。注意すべきことは?

 

こんにちは。

タイトルの通り、この記事は

”これから海外で働こうとしている方”や

”家族と一緒に海外移住しようとしている方”

に向けて書いております。

 

ツイッターやプライベートでも家族と一緒に海外移住することへの相談をいただくようになりましたので、簡単に書き留めておきたいと思います。

筆者については、こちらの記事をご覧ください↓

 

investordad.work

 

まずは、私の海外移住ケースについて、時系列とともにポイントを挙げながら書いてみます。

 

 

  1. 2022年12月:妻からお達しがあり、「海外移住したいから仕事探す」と海外移住宣言。実は、結婚前から海外に住みたいということは聞いており、妻としては「いつかは駐在で海外に行けると思っていたものの、私がP&Gを辞めて起業したり、スタートアップで掛け持ちで仕事したり、どんどん海外に住むという夢から遠ざかっている」ように感じていたようで、いよいよ痺れを切らして海外移住宣言がでてきました。加えて、子供の教育という意味でも、長男が日本で2歳からインターナショナルスクールに通っていたこともあり、小学校入学を来年に控える中で、もし海外移住するのであれば、タイムリミットとしても長男の小学校進学までだよね、という話もしておりました。お子さんがいる場合は、子供の学齢を考慮しながら海外移住を検討する必要があるので、夫婦での話合いの際は必ずおさえるポイントになります。

     

  2. 2023年1月:妻は仕事が見つからず、私は運よく現地企業で採用に。海外に移住する場合、必ず付きまとうのがビザ(長期滞在するための許可証)問題。そのため、当初は妻がまず移住希望先の国で仕事を探してみるも、やはり一筋縄ではいかず、妻は意気消沈。一方で、当時、私は自身の経営している会社があったり、リモートでほかの企業の仕事もしていたので、海外転職は検討しておらずでした。ただ、妻の状況や、妻の想いを家族としてどうするのか、を考えたときに、私自身が動いた方が早いという結論にいたり、初めての海外転職活動を開始。幸運にもいくつかオファーをいただき、家族も含めてビザのサポートをいただけることになりました。海外移住挑戦時には夫婦でリードキャリア(どちらのキャリを優先するのか)をどうするのか、移住後のキャリアをどうするのか?等も含めて話合っておくと、移住後も円満に生活を送ることができると思います。尚、我が家の場合、移住地は結果として、マレーシアを選んだのですが、移住先の検討にあたっては複合的要素があるかと思いますので、別途なぜマレーシアにしたのかは記事にしてみます。

     

  3. 2023年2月:海外転職活動よりも大変な移住準備、子供たちのケアは重要。無事に転職活動が終わったのも束の間、すぐに移住のための諸手続き・準備が始まります。上述の通り、ビザ取得のための家族分も含めた必要書類準備や、子供の学校の手配、住居手配、等さまざまな手続きがあります。特に駐在員として海外赴任をしない場合は、住宅手配等をほとんどのケースで自身で行わなければならず、引っ越し手配も含めてかなりの負担になりますので、事前に覚悟が必要です。また、子供たちの学校や保育園等に関しても、ただでさえ、海外生活という環境に加えて、海外での新しい学校生活。我が家も父子で事前に現地に行って、いくつか見学した上で、学校を決めました。手続き等に関しては、通常半年ほどかけるのが良いと巷の情報でもありますが、我が家は3月末には渡航する予定だったため、就業先内定から2か月の間で怒涛の手続きを終えました。この点に関しては、やはりもう少し時間をかけて落ち着いて準備するべきだったと反省しており、これから移住の方は前もってスケジュールを立てながら準備を進めることをおススメいたします。

     

  4. 2023年3月:移住先に移動するも、本住居への入居までの間の移動や生活が試練。3月後半にマレーシアに移動したのですが、住居への入居は4月上旬。海外物件で人気な物件の場合、すぐに入居できることがすくなく、どうしても少し入居を待たなければいけないケースがあります。我が家は、子供の新学期に合わせて移動したかったため、入居日前にAirBnBを利用して入居エリアに2週間ほど滞在しました。ただ、やはり子供を連れて、かつ、大量の荷物をもって仮住居で生活することは非常に大変なことが多く、いまなら避けていたと思います。移住タイミングを決める際には、1)入居日はいつか、2)学校の新学期はいつか、3)家財等の搬入日はいつか(日本からの船便等)、等を考慮しながら慣らし期間の必要有無を含めて決めるのが良いかと思います。

     

  5. 2024年4月:子供たちもスクールに慣れてきて4月末にようやく生活が落ち着く。やはり最初は家族全員が不慣れな海外生活に苦戦しておりましたが、1か月経過してようやく生活に落ち着きがでました。住居に関しても、入居時は何らかのトラブルがよく起こります(ポストの鍵が開かない、電気が壊れている、家電が壊れている等)。身近なところでは、買い物の場所や食事の場所も手探り。どうしても移住当初は心身ともワクワクしながらも疲れがたまってきますので、夫婦が協力して仕事等にゆとりを持てるよう工夫する必要があります。夫婦で優先順位を決めながら、気にしなくてもよいことや後回しでもいいことは、生活が落ち着いてから取り組むのがおすすめです。(免許証の現地切替や緊急性のない住宅補修・家具家電の購入、などなど)

     

上記のように、筆者は2022年12月から動き始めて2023年3月には、マレーシア移住を現地採用かつ家族全員で完了しました。約4か月での移動は、振り返るとやや強引だったなと思いますが、改めて下記のポイントをおさえることで、より充実した海外移住がスタートできると思いますので、我が家の失敗談も踏まえながらご参考にしていただければ幸いです。

 

  • 必ずビザの問題があるので、家族にとって最適な移住場所を見つける。(移住先)
  • 移住先の決定にあたっては、夫婦のキャリアや子供の学校環境も考慮する。(キャリア・子育て)
  • キャリアに関しては、夫婦どちらが移住先の国でリードキャリアを担う(どちらの就労ビザ渡航するのか、もしくは両方とも就労ビザを取るのか)のか、移住後の夫婦のキャリアはどうするのか?国によっては、ビザ種類によって就労の規制があるので要注意。(キャリア)
  • 子育てに関しては、どのタイミングで子供を海外の学校に入れるのかに留意する。出口戦略を考えながら、日本の学校にいつ戻るのか、もしくは戻らないのか、等を検討して学校選びにも生かす。特に日本語の教育方針をどうするのか。(子育て)
  • 移住にあたっては、十分な準備期間をもって挑む。(移住準備)
  • 移住先への移動方法を事前に夫婦で話合い、最小限の負荷にする。例)移住先到着後の一時滞在先をどうするのか、荷物をどうするのか(輸送、手荷物、キャリー)、全員で移動するのか・タイミングをずらすのか、等 (移住方法)
  • 移住後の取り組み優先順位を夫婦で話合い、一気にすべてに取り組もうとせずに徐々に慣れていきながら消化していく。(移住生活)

 

以上、簡単な移住ポイントでした。

ご質問等あればお気軽にご連絡ください!